お知らせ

文部科学省GPの選定を受けました

2009/09/10

**********************************
9月10日、平成21年度の文部科学省の大学教育・学生支援推進事業「【テーマA】大学教育推進プログラム(GP)」において、湘北短期大学の取組み「現代型社会人育成を俯瞰する入学前教育」が選定されました。
**********************************

平成21年度から実施された、文部科学省の「大学教育・学生支援推進事業」は、各大学・短期大学・高等専門学校から申請された、各大学等における学士力の確保や教育力向上のための取組の中から、達成目標を明確にした効果が見込まれる取組を選定し、広く社会に情報提供するとともに、重点的な財政支援を行うことにより、我が国の高等教育の質保証の強化に資することを目的としています。【テーマA】大学教育推進プログラム(大学における教育の質保証の取組の高度化=GP)と【テーマB】学生支援推進プログラム(今年は、主に就職支援を中心とした有効な取組)に分かれています。


大学教育改革の優れた取組み(GP=Good Practice)に位置づけられる【テーマA】には、今回、全国の国公私立大学・短期大学から申請された649件(うち短期大学68件)の中から、書類審査・ヒアリングを経て、96件(うち短期大学11件)が選定されました。


なお、今回の選定により、本学が獲得したGPは、
①【テーマA】大学教育推進プログラム(平成21年度) 
②質の高い大学教育推進プログラム(教育GP:平成20年度)
③新たな社会的ニーズに対応する学生支援プログラム(学生支援GP:平成19年度)
④特色ある大学教育支援プログラム(特色GP:平成15、16、18年度の3回) 
⑤現代的教育ニーズ取組み支援プログラム(現代GP:平成16年度共同申請)
の7回目(単独申請6回)となります。
あわせて、本年度は【テーマB】学生支援推進プログラムにも、7月に選定を受けております。(既報) 


【テーマA】申請テーマ:「現代型社会人育成を俯瞰する入学前教育構築」
(取組の概要)
 本学は、「社会に出てほんとうに役立つ人材の育成」を目指している。このような人材を社会に送り出すためには、2年間という限られた時間内で専門教育のみならず社会人として必要な能力を身につける教育が不可欠である。このような教育を実現するため、交流機会の多い連携高校の教員と組織した教育研究会で2年間にわたり計18回のミーティングを開催して調査や研究を行い、議論を重ねた。この結果、本学の人間力教育を高い目標意識の下に生徒に学ばせる動機づけを行うことの重要性を認識し、これを達成するべく入学前教育「コミュニケーションリテラシー」を平成19年度から連携高校の推薦入試合格者対象に、高校在学中に開始することとなった。同科目は更に改良され、単位科目として本学における2年間のリベラルアーツ科目による人間力教育の全体像を概括ではあるが体験的に俯瞰でき、かつ課題探求・解決能力を指向するものへと進化している。この2年間の試行の成果を踏まえて、段階的に受講対象者を増やし、可能な限り早期に全入学者に発展拡大して湘北短大型の入学前教育を実施する方針である。そのために連携高校教員、本学教職員、企業人を交えた「リベラルアーツ教育研究会」を組織し、①高-大-産連絡協議、②入学前教育の実施、③検証、④教育内容の研究、を行う。この4つを繰り返し実施することでPDCAサイクルを構成する。また、これら調査研究と協議の積み重ねにより、入学前教育が最適化されて高校-大学-産業界が本学のリベラルアーツ教育を媒介として結びつくことになる。


文部科学省HP
独立行政法人日本学術振興会 HP

一覧に戻る